有機体論が国王二体論へと移行するためには、時間観念の導入が要請される。王が団体の頭であるにせよ、団体そのものであることは含意しないし、また団体の永遠性を保証はしないからである。団体観念を時間的に構成することで初めて、連綿たる王朝が恒久的な団体として、王がその体現者、不死鳥にも似た単独法人として捉えられ、ここに、個々の王の自然的身体からは独立した、非人格的な政治的身体が秩序の基盤となる近代国家が生まれる。王権の擬制的性格を克明に跡づける著者の筆は、ダンテ『神曲』の分析に至って、処女作に見える理想的支配者への憧憬を漂わせながら、円環を閉じる。 イングランドの政治思想からは、王の二つの身体に関する慣用語をそう簡単に無視し去ることはできない。王それ自体の永遠性と個人としての王の時間性、王の非物質的で不可死の政治的身体と物質的で可死的な自然的身体との区別のよう...(展开全部)

有機体論が国王二体論へと移行するためには、時間観念の導入が要請される。王が団体の頭であるにせよ、団体そのものであることは含意しないし、また団体の永遠性を保証はしないからである。団体観念を時間的に構成することで初めて、連綿たる王朝が恒久的な団体として、王がその体現者、不死鳥にも似た単独法人として捉えられ、ここに、個々の王の自然的身体からは独立した、非人格的な政治的身体が秩序の基盤となる近代国家が生まれる。王権の擬制的性格を克明に跡づける著者の筆は、ダンテ『神曲』の分析に至って、処女作に見える理想的支配者への憧憬を漂わせながら、円環を閉じる。 イングランドの政治思想からは、王の二つの身体に関する慣用語をそう簡単に無視し去ることはできない。王それ自体の永遠性と個人としての王の時間性、王の非物質的で不可死の政治的身体と物質的で可死的な自然的身体との区別のよう...(展开全部)

第111回（平成6年度上半期） 直木賞受賞 かれらも祖国のために戦ったのだから―。 大正初め、第一次大戦でドイツに宣戦布告した日本は、中国大陸で多数のドイツ人を俘虜とし、日本に送った。多くの収容所は過密で環境は劣悪だった。そんな中、徳島の板東収容所では例のない寛容な処遇がなされた。ドイツ人俘虜によるオーケストラを結成。日本人将兵・市民とドイツ人俘虜との交歓を実現した。板東収容所の所長、真のサムライと讃えられた会津人・松江豊寿。なぜ彼は陸軍の上層部に逆らっても信念を貫いたのか。そこには、国のために戦ったにもかかわらず明治にあって辛苦をなめた会津出身者としての思いがあった。国境を越える友愛を描いた直木賞受賞作。。 二ほかに戊辰戦争での結城藩の戦いを描く「臥牛城の虜」、会津による薩摩邸焼き討ちの逸話「甘利源治の潜入」を収録。

对嗣后的思考是人类最基本的思考，政治体亦然。 “国王的两个身体”是伊丽莎白一世时期英国法学家创制的概念：国王有一个“自然之体”，他个体的肉身，可生病、会疲弱、可朽坏；同时，国王另有一个“政治之体”，永远存续、不可朽坏。然而，政治体世俗化的下发展历史塑造了超越时间的“祖国 ”和“人民”这样的观念，并自然地引向这个身体的“头”，即国王的永久性问题。这个问题是古今政治体的根本问题。 康托洛维茨耗时十年，展开了一系列令人目眩的研究，深入探索了“两个身体”的中世纪渊源，从浩瀚的史料中清理出各种与“二体”有关联的思想谱系——都指向一个根本问题：政治体永久性，即人民政体的“头”的永久性问题。他精心雕琢自己一生的巅峰之作，试图用历史材料本身散发出的魅力，抵御激进主义的思潮，揭示现代国家的生成问题。 必须指出：英国剑桥史学派和法国年鉴史学派所建构的西方史学强大话语权，...(展开全部)

恩斯特·H.坎托洛维奇（Ernst H. Kantorowicz）是20世纪杰出的中世纪史学家，他深入中世纪追溯了“国王的两个身体”——自然身体和政治身体——所造成的历史悖论，并将有关中世纪王权观念的法学、神学、图像学、古币学等方面的史料结合在一起，探寻了国王二体论在基督教时代的演进，揭示了西方中世纪后期至现代早期(11—16世纪)如何逐步发展出一种政治神学，以及共同体如何为了建立自己的主权而拟制出一套象征手法，又是如何借助这些象征手法来塑造民族—国家的早期形态。

对嗣后的思考是人类最基本的思考，政治体亦然。 “国王的两个身体”是伊丽莎白一世时期英国法学家创制的概念：国王有一个“自然之体”，他个体的肉身，可生病、会疲弱、可朽坏；同时，国王另有一个“政治之体”，永远存续、不可朽坏。然而，政治体世俗化的下发展历史塑造了超越时间的“祖国 ”和“人民”这样的观念，并自然地引向这个身体的“头”，即国王的永久性问题。这个问题是古今政治体的根本问题。 康托洛维茨耗时十年，展开了一系列令人目眩的研究，深入探索了“两个身体”的中世纪渊源，从浩瀚的史料中清理出各种与“二体”有关联的思想谱系——都指向一个根本问题：政治体永久性，即人民政体的“头”的永久性问题。他精心雕琢自己一生的巅峰之作，试图用历史材料本身散发出的魅力，抵御激进主义的思潮，揭示现代国家的生成问题。 必须指出：英国剑桥史学派和法国年鉴史学派所建构的西方史学强大话语权，...(展开全部)

恩斯特·H.坎托洛维奇（Ernst H. Kantorowicz）是20世纪杰出的中世纪史学家，他深入中世纪追溯了“国王的两个身体”——自然身体和政治身体——所造成的历史悖论，并将有关中世纪王权观念的法学、神学、图像学、古币学等方面的史料结合在一起，探寻了国王二体论在基督教时代的演进，揭示了西方中世纪后期至现代早期(11—16世纪)如何逐步发展出一种政治神学，以及共同体如何为了建立自己的主权而拟制出一套象征手法，又是如何借助这些象征手法来塑造民族—国家的早期形态。

パウロを，ユダヤ的なるものの系譜から読み直す．ローマ書の解釈にそくして，聖霊と隣人愛による「神の民の共同体」という希求のユダヤ性を明らかにする．カール・シュミットの政治神学，ベンヤミンのメシアニズムに，パウロ的神学の水脈を読み解き，世俗化と啓蒙に基づくプロテスタント的近代化論との全面的な対決を企てる．

吉尔·德勒兹 法国哲学家，著有《尼采与哲学》《康德的批判哲学》《柏格森主义》《斯宾诺莎与表达问题》《差异与重复》《意义的逻辑》《感觉的逻辑》《电影1：运动-影像》《电影2：时间-影像》《福柯》《批评与临床》等。1969年,德勒兹与法国精神分析学家、哲学家菲利克斯·加塔利相遇，决定进行合作，他们合著了《反俄狄浦斯》《卡夫卡：为弱势文学而作》《千高原》与《什么是哲学?》等。 大卫·拉普雅德 巴黎第一大学教授，主要研究美国实用主义哲学、柏格森哲学，著有《威廉·詹姆斯：经验主义与实用主义》《时间的力量：柏格森的版本》《德勒兹：反常的运动》等。他是吉尔·德勒兹的学生，编纂了德勒兹文集《〈荒岛〉及其他文本：文本与访谈（1953—1974）》《两种疯狂体制：文本与访谈（1975—1995）》《书信与其他文本》。 蓝江 南京大学哲学系教授，博士生导师，江苏省...(展开全部)

阿邵谨也(1935-2006)日本一桥大学社会系教授，被誉为日本西洋历史学者第一人，专攻德国中世纪史。他对西方历史及文化的思索甚深，经常能以其与日本文化的相异处，找到新的视野，思考人与社会的关系，并重新检视人类社会共通的历史足迹。